全日本青汁選手権

ミドリムシ

近年、青汁の新材料としてミドリムシが注目されているのはご存知でしょうか。ミドリムシという名前ですが、別に目玉や脳みそがあるような虫というわけではありません。分類で言えばわかめや昆布といった藻類の仲間であるといえます。ただし、植物と動物両方の性質を持つ生物として、豊富な栄養素を持つことから今までの青汁を覆す存在として話題になっているのです。

具体的にいうと、植物の特徴である葉緑体をもち、光合成を行って栄養を自身で作り出すことが出来る存在でありながら、動物のように細胞壁を持たず、繊毛で自由に動き回ることもできるのです。そして、植物性・動物性両方の特徴的な栄養素を含有した珍しい生物なのです。

ミドリムシのみで59種類もの栄養素を含んでいるといいます。植物性の栄養素として野菜に多く含まれるビタミンやミネラルなどはもちろん豊富に含んでいるほか、動物性の栄養素のDHAやEPAといった魚に多く含まれる不飽和脂肪酸も含んでいます。

さらに、ミドリムシだけが含有しているパラミロンという特別な成分についても述べておかなければなりません。パラミロンの表面には無数の穴が開いており、食物繊維と同様に腸内の不要な物質を吸い取って体外に排出する性質があります。さらにこのパラミロンには免疫力を高めるほか、抗がん作用があるとの報告もあがっています。ミドリムシには細胞壁がないため食物繊維を含まないのですが、その代わりにこのパラミロンが腸を整えて排便を促すので、通常の青汁同様便秘にも良いのです。

また、なんといっても植物と違い、ミドリムシには細胞壁がないため、普通の野菜よりも圧倒的に吸収率が良いとされています。その吸収率は93.1%。ほとんどの栄養を無駄なく摂取することができます。実はミドリムシの大量培養に成功したのは2005年末と最近のことで、培養に成功した会社が培養方法を秘匿情報としているため、ミドリムシを利用した青汁の製品が少なく選択肢が少ないことが唯一のデメリットといえます。しかし植物性だけでなく動物性の栄養素まで、それも抜群の吸収率で摂取できるのはとても魅力的です。

自分の普段の食生活と照らし合わせ、ミドリムシの青汁という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。